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まる子ムの生息地です。本読んだりゲームしたり。

快感回路 なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか/デイヴィッド・J・リンデン/2014

 

快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫)

快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫)

 

 

 

人間の快感と依存症についての科学読みもの。

人間は子孫を残すために、食べたり飲んだりセックスしたりする。その行動は「報酬」的なものでなければならない。

ドラッグ、脂肪たっぷりの高カロリーな食事、セックス、ギャンブル、瞑想、ランナーズハイ……どれも「快感」という報酬が支払われる。

快感回路をある種の薬物や行動により繰り返し活性化させると、長期的な過程を経てニューロンの構造を変化させてしまう。

嗜好が不足感へと変化し、耐性と離脱症状と渇望が生じてくる。

例えば、コカインやヘロインなどの精神向薬は、使用することで快感回路を乗っ取って作用する。使用し続けると耐性ができ、最初の量ではもはや快感を感じることができず、どんどん量が増えて行く。最終的に快感を得るためというよりは「不快感から逃れるため」にクスリを使う。

その激しい快感は深刻な依存症を引き起こす。そしてそれは自分自身を損なう原因になる。

 

 

下心全開で読んでみましたが、至極真っ当な脳科学の本でした。詳細な科学的説明の部分はけっこう難しかったです。

 

 

 

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関係ない話をまたくっつけて恐縮ですが、何人かの方から背中を押していただいたので、やっぱり本作ってみようと思います。あまりにもど素人で分からないことが多すぎるので、逆にこの右往左往しながら取り組む様子をレポートしたら面白いんじゃね?と思ったので、完成までを記録しようということを思いつきました。

なにはともあれ、はじめは書いたやつの修正とどの話をどの位置にもってくるかを考えるところからですね。ワンライも合わせると時系列がバラバラなので、続けて読めるように体裁を整えないといけません。分からないことのオンパレードだと面倒になってぶん投げたくなりますが、楽しんでやっていけたらいいなと思います。