ワイルド・ブリット/ジョン・ウー/1990

1967年香港。

スラムに住むベン、フランク、ポールは10年来の友達。あるときフランクがチンピラとトラブルを起こし、3人は警察に追われる身になってしまう。

逃亡の日々がはじまる中、一攫千金を夢見て訪れたのは、ベトナム戦争真っ只中のサイゴン（現ホーチミン）。やがて金をめぐって仲違いが起き、戦時下の狂気に飲み込まれていく。

ジョン・ウー監督作品。昨日観たインファナル〜のトニー・レオンが出ています。あとジャッキー・チェンも！若くてかわいい。そしてあんまり強くない（笑）

ベトコンの捕虜殺戮やアメリカの爆撃など、けっこう容赦なく描かれていて中盤は戦争映画でした。

3人の離別から数年後。ポールに頭を撃たれて記憶を失い、クスリ漬けになって痛みを紛らわしているフランク（ジャッキー・チェン）にベン（トニー・レオン）が会いにいくシーンは、静かながら重い余韻を残すものでした。

「（クスリを打つフランクに向かって）俺にもくれ。友達なら何でも分け合おうって約束したろ？昔からの友達だ。一緒にケンカもしたし、女の子も追いかけた。お前は俺を、兄貴と呼んでた。平等なのにな。フランク……」

堪えきれずに嗚咽を漏らすベン……切ない。

あと途中から味方になるルークがカッコよすぎました。白いスーツで葉巻型ダイナマイトを投げまくる！めっちゃ強い。

一気に暖かくなって、朝と昼で花の開き方がけっこう違うような（笑）

風がとても強いです。京都はあと2、3日ぐらいかな。