デモナータ1-10巻/ダレン・シャン/2001-2009
- 作者:ダレン シャン
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: 新書
悪魔と人間の戦いを描いたダークファンタジー。
主人公は3人。巻ごとに語り手が変わる。
児童書らしからぬ残酷な描写がてんこ盛りなことで有名。
4巻「ベック」で止まってて、続きが気になり約10年越しに全部読みました。
最後に読んだこの4巻がだいぶ救いのない終わり方で、バッドエンド耐性のなかった当時の私は大いに衝撃を受けたものです。
全体のおおざっぱな感想を書くと、主人公のひとりのグラブスくんがひたすらにかわいい。
背が高くて赤毛、そばかす。煙草とか吸っちゃういたずら好きティーンエイジャーなのに、臆病で、泣き虫で、一人称「ぼく」なんですよ〜〜〜かわいい。
ロード・ロス×グラブスとか余裕やん………(実際そのようなシーンがあった////)
話は変わりますが、9巻の解説にエミリー・ディッキンソンの詩の引用について書いてありました。
『馬車』
わたしは、〈死〉のために立ち止まることはできなかった。すると、〈死〉のほうが、親切にも、わたしのためにとまってくれた。馬車に乗っていたのは、わたしと〈死〉と〈不滅〉だけだった
昔に読書メーターに登録した「読みたい本」の中にもディッキンソンがいたことを思い出し、この機会にぜったいにこの人の詩集を読む、と決めました。
あとはダレン・シャン未履修なので、この流れで読もうかな。
でにればハリポタ(途中で読むのやめてる)とデルトラクエスト(装丁がめっちゃすごい)も………
児童書祭りだー!