CF班

まる子ムの生息地です。本読んだりゲームしたり。

組版造形 白石敬尚 in 京都dddギャラリー +α

f:id:malcolm2446:20190226103831j:image

 

なんとなく自分の中でタイムリーだったので行ってみました。文字の集合体=組版に焦点を当てた展示会でした。とにかく空間が文字だらけやった……

書籍のタイポグラフィでは、習慣とでもいうべきほとんど絶対的なものにしたがうことが要求される。そしてそれにはそれなりの根拠がある。(中略)目的とする意味や設定がひろくなればひろくなるほど、デザイナーにとっての制約は厳しくなる。

スタンリー・モリスン『日本のタイポグラフィ』より

うろ覚えですがまぁ、そんな感じです。組版は読者にとって最重要ではない、と白井氏も挨拶文で言ってました。読者は内容が知りたくて本を手に取るから。でもね、

「文字は美しいですね。人が花を見て美しいと感じるのと同じように、僕も文字群を見て美しいと感じるのです…」

なんて素敵なことを言っていたり。これも超うろ覚えですが、白井氏の師匠のことばです。活字に魅せられる人の原点はこれに尽きるのかなぁと思いました。

 

展示場では白井氏が過去に手掛けた出版物がずらーーーと並んでいました。その解説が面白かったです。

例えば、縦長判型400ページ超えのデザイナーのインタビュー集は、「組版は読める範囲のギリギリの行長で天付き腰高のフォーマットとし」「寝ながら読んでいて顔の上に落としても痛くない。かつ鞄にガサガサ突っ込んでも抵抗感がないデザイン」とか(笑)

「これは若気の至りだった…」とか「今思い出しても目が回って気分が悪くなるほど複雑なグリッドが云々…」とかね。なんか切実な感じがして親近感がわきました。

 

 

帰りによさげな洋食屋さんがあったので寄ろうと思ったのに入ったら満席で断念。乗換駅の近くの、よむさんに教えてもらったカフェにいって食べた金時人参スープが美味しすぎて戦慄しました。結果オーライ!

そして帰りに本屋で参考書を買いました。(PhotoshopIllustratorの本はいっぱいあって選び放題なのに対し、InDesignの本は1冊しかなかった)以前買ってたやつはあまりにも詳しすぎて????なのでもう少し初心者向けのやつを…

 

 

そしてどうでもいい話なのですが今日は駅でどう考えてもぎゃびんのあのレザーパーカーとしか思えないジャケットを着たおにいさんを見かけました。

眼鏡をかけていらっしゃいましたがなかなかぎゃびんみのある背格好だったのでそりゃあもうガン見ですよ。

さらにそのあと心臓止まりそうになったことに待ち合わせにこられた殿方がめちゃくちゃ背が高く、2人並んだ後ろ姿をみたら完全に…でした(きつめの補正がかかってる)

でもぎゃびんみのあるおにいさん、ずっとフードが裏返しになっててさらにお相手のおにいさんは絶対に気づいてるけど(たまに横向いて笑ってすらいる確信犯)言ってあげないという感じの関係性でやばかったです(ナニガ)

ハンサムマンがかっこいいレザージャケットを着ていてもフードが裏返しになってたらいろいろ台無しなんやなぁ…とフード裏返し効果に心底感心した一日でした。