青山剛昌ふるさと館、コナンの館にて
今回の鳥取旅行は、親戚の挨拶まわりがメインでした。実家に挨拶行って、墓参りして、親戚みんなでご飯食べて……で終わりかなーと思ってると、観光もしようということに。
鬼太郎ロードはちょっと遠いし、鳥取砂丘もリフトの時間に間に合わん。ならコナン博物館に行こう!となって、案内されて行ってきました。
コナンの原作者って鳥取の人やったんや〜
正直、コナンは漫画もアニメもそれほど詳しくありません。小学生のときに子ども会でコナンの映画を観に行ったりしましたが、その程度。
ちなみに名探偵コナンでの押しは昔から塩沢氏の白鳥刑事一択。ビジュアルも好きやし、キャリア上がりの優等生でも愛嬌があるところが好き。塩沢氏のねっとり変態ヴォイスが懐かしい……
ところで、キャリア上がりの警察官でダントツキャラが強烈で好きなのは隠蔽捜査の竜崎かな。マシーンな彼を見ていると胸がスカッとします。対照的な性格の伊丹との絡みも美味しい。『東大以外は大学ではない』って名言が飛び出す竜崎……好き……また読みたい〜〜
話が逸れましたが、塩沢氏が亡くなってからアニメも見なくなりました。
しかし、知識があまりなくても、こういう博物館は楽しいものです。特に、2階の歴代劇場版のポスターがずらーーっと並んでるのは圧巻でした。
第1作目『時計仕掛けの摩天楼』の公開は1997年。20年以上前?うそやろ……?新一と蘭ちゃん、小学生ぐらいの時の自分から見たら2人とも高校生のお兄さんお姉さんやったのに、いつのまにか自分が彼らの年齢を通り越してしまっていて唖然とするのってなんていう現象なんですかね?
それはともかく、展示品で私がいちばん興奮したのが、『世界のミステリー作家と名探偵』というコーナー。「青山剛昌氏憧れの作家や名探偵の紹介。コナンの作品作りへのヒントとなった作家や名探偵を紹介しています」公式ホームページより。
江戸川乱歩の明智小五郎、シャーロック・ホームズ、『長いお別れ』のフィリップ・マーロウなどの肖像画が青山氏のイラストで描かれていて、その下の大きな本棚に実際に和洋の様々な推理小説や警察小説がずらりと並んでいました。
その中に大沢在昌もあるー!!新宿鮫のほとんどが揃っていました。青山氏は新宿鮫も好きなんや〜〜とテンションが上がりました。
私は大沢在昌が書くエンターテインメント小説が大好きです。作家では神林長平と同じぐらい好き。本当に一冊の本が映画みたい。めちゃくちゃドラマチックな展開で、ついつい一気読みしてしまいます。特に、登場人物が痛めつけられる暴力描写がすごく好み……鮫島とか佐江さんが傷つけられてるのを見るとすごく興奮します。(ごめんなさい)
その他にも、この本棚には推理小説好きには興味のある作品がたくさん。サラ・パレツキー、コナン・ドイル、アガサ・クリスティ、エラリー・クイーン、レイモンド・チャンドラー、西村京太郎、赤川次郎、松本清張、山村美紗……
本はどれも年季が入ってそうで、青山氏の私物なんかな?どうなんやろう?本棚ごと欲しい。
読書にはまってまだそんなに日が経ってないので、まだまだ面白そうな作品をこれから読むことができて本当に幸せです。このような土地で新たな出会いがあって、びっくりしました。
旅行から帰って、今読んでる本を読み終わったら、次は何を読もうかなー。久しぶりに、新宿鮫の毒猿もいいかもしれない。これも台湾版ジェイソン・ボーンのような物語で、殺し屋の台湾人がめちゃくちゃにカッコイイんです^_^
楽しみ〜〜〜〜〜